当院では、患者様へのご説明は「できるだけ専門用語は使わずに、わかりやすく」をモットーにしています。
ホームページでも歯科用語にはご説明をつけておりますが、用語集のページもご用意しましたので、ご参考にしてください。他にもわからない言葉などございましたら、お気軽にお尋ねください。
歯を動かす矯正治療(ワイヤー矯正・マウスピース矯正など)で、治療によりきれいに揃った歯並びが元に戻ってしまう現象をいいます。
今の歯の状態を再現し、歯の模型を作るために歯型を採ることをいいます。
金属を使用していないオールセラミックのクラウン(被せ物)です。金属を一切使用していないため、金属の変色による歯と歯ぐきの境目の黒ずみは発生しません。透明感やツヤがあり、自然な仕上がりになります。
虫歯を削った後に型採りをして作る詰め物のことをいいます。
PMTCの一つで、水・風(エアー)・重曹パウダーの3つを使用することにより、歯面についた着色・プラーク・バイオフィルムを取り除きます。
6歳頃から生え始める、以降生え変わることのない歯のことをいいます。通常28本、親知らずを入れると32本あります。
歯の表層にあり、人間の体の中で最も硬い組織でできています。
セラミック(陶器素材)のみで作られた被せ物。白く透明感のある素材で、主に前歯に使用されるセラミックのことをいいます。
あごの先端のことをいいます。漢字では「頤」と書きます。
院内で歯科衛生士が行うホワイトニングです。歯の表面にホワイトニングジェルを塗布し、光を照射して、薬剤を活性化させます。即効性が高く、一度の施術で歯が白くなったことが実感できます。白さの持続効果があまり高くないため、回数を重ねるか、他のホワイトニングと併用することをお勧めします。
第三大臼歯で「智歯」ともいいます。奥歯の最も奥にあり、上下4本ありますが、人によっては生えてこない場合もあります。18~30歳くらいに生え始め、熱や痛みを伴うことがあります。
歯を噛み合わせた時に、奥歯は噛んでいても上下の前歯が閉じない歯並びをいいます。前歯で食べ物が噛み切れなかったり、滑舌に影響があるケースが多いです。
前歯の噛み合わせは、上の歯が下の歯を2~3ミリ程度覆った状態が正常とされていますが、過蓋咬合は噛み合わせが深く、下の歯がほとんど見えない状態のことをいいます。
下あごのことをいいます。
上の前歯よりも下の前歯が外側にあり、反対の噛み合わせになっている状態をいいます。 遺伝や習癖などで発現することが多く、「受け口」「しゃくれ」「反対咬合」などともいわれます。上下の前歯の傾斜に原因があるものと、骨格の異常が原因の場合があります。
噛む時に顎の関節に痛みがあったり、口を開けた時に音がしたり、口を大きく開けられないなどの顎の障害のことをいいます。
補綴物などを仮の接着剤で着けて様子を見ることをいいます。
言葉を明瞭に発音する口・舌の動きのことをいいます。
歯肉の状態をチェックし、健康な歯肉を保つよう専用の歯ブラシを用いて歯肉のマッサージを行います。歯肉の腫れ、出血の気になる方にお勧めしています。
「虫歯」のことで、虫歯の大きさによってC1~C4まであります。C4は歯冠が崩壊して残根の常態になったもので、抜歯をするほどの大きな虫歯です。
実際に被せるセラミックの歯を作る前に、歯の形や歯並びを調整したり、歯がない期間に外見や機能を損なわないように使用する仮のプラスチックの歯のことをいいます。
根管(歯の根)が細菌により感染していること。レントゲンで撮影すると、歯根部が黒く病巣を形成しているのが見えます。
取り外し式の入れ歯のことで「デンチャー」ともいいます。
保険で作られる、銀色の歯科材料のことをいいます。
歯と歯の間に隙間がある状態のことで「すきっ歯」といわれます。歯と歯の間全体的に隙間がある状態です。
抜歯した部分のことをいいます。または、元々歯がない先天性欠損の場合もあります。
大きく削った歯や虫歯になった歯など、歯冠部を失った歯の根の部分を補強をする補綴物のことです。
口の中のことをいいます。
噛み合わせ(咬み合わせ)のことをいいます。
歯軋りや強い噛みしめ、ブラッシング圧などにより、歯が擦り減ることをいいます。 「磨耗(まもう)」ともいいます。
貴金属を使用した保険適用外の土台(コア)のことをいいます。耐久性が高く、腐食や変色が起こりにくい金属で、金属アレルギーを起こしにくいものもあります。
顎骨に問題のある受け口を「骨格性反対咬合」といいます。上の顎が小さ過ぎたり、下の顎が大き過ぎたりといった上下の顎のアンバランスが原因で起こる症状です。親族が骨格性反対咬合の場合、遺伝することがあります。
根管治療後、歯の根の中にバイ菌が入らないように、詰め物をする治療のことをいいます。
虫歯が歯髄まで及んでいたり、根管(歯の根)が細菌に感染していた時に行います。感染部分を削り、その中を綺麗に掃除して薬を詰める治療です。
歯の色を測定する機械のことです。歯の色調や色のランクを測定し、データを出すことができます。歯の色は、日本人に多い赤系のA、イエロー系のB、グレー系のC、ダークブラウン系のDというランクで分けられ、さらに番号が高いほど色が濃いということになります。
歯の色見本です。歯の色を測定し、数値を目で見て、色の変化を確認することができます。
歯肉から生えている歯の部分全体をいいます。
歯と歯の間にある歯肉の先が尖っている部分で、歯槽骨という骨の上に形成されています。歯間乳頭が下がってしまうとブラックトライアングルの原因になります。
「プラーク」ともいいます。食べカスなどの磨き残しがあると発酵し、白や黄色系の粘着性の物質が形成されます。それを餌に歯周病や虫歯の細菌が繁殖します。
歯肉の下にある歯の根の部分のことをいいます。
細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯周ポケットにバイ菌の集まりである歯垢が付着していると、歯肉が腫れたり、歯を支えている骨(歯槽骨)が痩せてきて、重度になると歯がグラグラして抜けてしまいます。 また、周囲の毛細血管から毒素を全身にまき散らすため、内臓疾患や認知症の原因になるともいわれています。
歯と歯ぐきの間にある歯肉溝という溝が深くなった状態のことをいいます。健康な歯ぐきは歯肉溝の深さが1~2mm程度に対し、溝にプラーク(歯垢)が溜まり炎症が起きて腫れていくと、歯周ポケットは深くなります。溝の深さが4~5mmのだと初期の歯周病、6mm以上で重度の進行した歯周病と判断します。
歯の神経で、象牙質の中にあり、歯に栄養を運んだりする役割をします。
顎骨には問題がなく、前歯の位置が逆になっていて上の歯が下の歯よりも後ろにある場合「歯性反対咬合」といいます。
歯垢が長い間歯面に付着していると石のように硬くなり、歯石と呼ばれます。歯石はブラッシングでは落としきれないため、歯科医師・歯科衛生士がスケーリングで取り除きます。
歯を支える顎の骨のことです。歯は歯槽骨によって支えられています。
末期の歯周病のことで、ひどい排膿、腫膿、歯の動揺が見られます。
ブリッジや差し歯の土台となる歯のことで、十分な過重負担能力を有する歯のことをいいます。
神経を抜いてしまった歯のことをいいます。失活歯はホワイトニングでは白くなりにくく、セラミック治療をお勧めしています。
補綴物や入れ歯がぴったり合っているか、噛み合せなどに問題がないかなど、口の中で適合性を確認することをいいます。
歯ぐきのことをいいます。歯を支えている組織の一つで、健康な歯肉はうすピンク色の粘膜を形成しています。
セラミックなどの差し歯を作る際、歯が自然に歯ぐきから生えているように見せるため、歯の辺縁部を明確・精密に型採りできるようにする作業です。主に歯と歯ぐきの間に細い糸を入れて型採りをします。
加齢やその他の原因で、歯肉など歯の周りの組織がすり減り、歯根が露出した状態のことをいいます。 歯肉が退縮すると、歯が長くなったり、歯ぐきと歯の間に隙間ができてブラックトライアングルが発現したりします。
虫歯などを削った箇所にレジン(プラスチック素材)を詰める治療のことをいいます。
上あごのことをいいます。
「出っ歯」と呼ばれる上あごが前に出過ぎた状態をいいます。上顎前突の場合、口元が突出して唇が閉じにくくなります 。指しゃぶりなどの習癖でも発現します。
犬歯と大臼歯の間に位置し、上下左右に2本ずつ計8本あります。食べ物を擦り潰すのに適した歯です。
上の歯ぐきにあるスジを上唇小帯と呼びますが、これが生まれつき長い場合すきっ歯の原因となることがあります。
シルバー製のコア(土台)のことをいいます。シルバーは年月の経過で黒く変色するため、歯と歯ぐきの境目が黒っぽく見えてしまうことがあります。
歯や口元の美しさに焦点を当てた総合的な歯科治療のことを指します。虫歯など機能的な修復を主とする一般歯科治療に対し、審美歯科治療は見た目の美しさの要素をプラスして機能面の改善を行います。審美歯科治療は多くの場合で自由診療になります。
浸潤麻酔法のことで、局部麻酔の一種になります。
歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を用いて、歯石を除去することをいいます。
神経がある歯のことをいいます。
歯と歯の間に隙間がある状態のことで「すきっ歯」といわれます。 真ん中の歯と歯の間に隙間がある状態です。
上の歯列、下の歯列における歯の先端ラインのことです。
歯に被せるセラミック(陶器)でできた人工の歯のことです。 クラウン(冠)は被せ物を意味します。 セラミッククラウンは、天然の歯に近い質感や透明感があり、歯の白さも自由にお選びいただけます。
保険治療の前歯の補綴物で、材料は内側の金属部がパラジウム合金、外側の白い部分はプラスチックの樹脂でできています。
エナメル質の下にある層で、歯の本体を形成している部分です。色は少し黄色みがあり(象牙色)、加齢と共に色が濃くなっていきます。
歯の大きさと顎の大きさのバランスがとれていないために、歯が歯列に並びきらず、何か所かで歯が重なって生えている状態のことです。「乱杭歯」ともいいます。歯列から飛び出た犬歯(八重歯)がある歯並びも叢生になります。
小臼歯の奥に位置し、上下左右に2本ずつ計8本あり、親知らず(第三大臼歯)を含めると計12本となります。嚙み合わせに重要で、咀嚼の中心的役割を担います。力を出す時に噛み締めたり食いしばったりできるよう、大きな力を受け止めることができます。
歯にレジンというプラスチック素材を塗ったり詰めたりして、光で硬化し、歯の色や形を整える治療法です。ダイレクトボンディングは歯型を採る必要もなく、お口の中で直接詰め物を作り上げるため、短期間で治療できます。
詰め物や差し歯などが取れてしまうことをいいます。
冷たいもの、熱いものを飲食した時に、歯がしみる症状のことをいいます。
歯の形成期にテトラサイクリン系の抗生物質を服用したことが原因で、灰色や褐色、縞模様に変色してしまった歯のことをいいます。テトラサイクリンは、昭和40年代によく使われていたシロップの風邪薬などに含まれていました。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの併用パターンです。オフィスホワイトニングで素早く歯を白くし、ホームホワイトニングで白さを維持していくため、継続的に歯を白くしたい方には最もお勧めの方法です。デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングをそれぞれ単体で行うよりもお得な料金となっています。
歯のクリーニングのことをいいます。歯の表面に付いている汚れ(タバコのヤニ、茶渋等)をエアーフローという機械を使い、水と空気とパウダー(重曹)を吹き付けて落とします。
取り外し式の入れ歯のことをいいます。「義歯」と呼ばれることもあります。
生来の自分の歯のことをいいます。歯冠は、エナメル質・象牙質・歯髄という3層構造になっており、歯肉の中に歯根があります。 天然歯は虫歯になりますので、歯磨きなどの予防が重要になります。
痛みのことで、体に損傷が起こった際にその不調を知らせる感覚のことです。
歯がグラグラすることをいいます。歯周病などが進むと、動揺が起こります。
子供の時に生える歯のことで、生後6ヶ月頃から生え始め、6歳頃から永久歯に生え変わります。乳歯は通常20本です。
歯の捻転とは、歯が真っ直ぐに生えず、ねじれて生えている状態のことをいいます。
リン酸カルシウムの一種で、歯や骨の主要成分のことです。エナメル質は95%、象牙質は70%がハイドロキシアパタイトでできています。
1989年(平成元年)より当時の厚生省と日本歯科医師会が提唱した「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。 20本以上の歯があれば、食生活においてほぼ満足できると言われています。 そのため「生涯自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。
歯を抜くことをいいます。
歯髄(歯の神経)を取ることをいいます。
パラジウム合金を使用したコア(土台)のことをいいます。パラジウム合金は年月の経過で黒く変色するため、歯と歯ぐきの境目が黒っぽく見えてしまう場合があります。
上の前歯よりも下の前歯が外側にあり、反対の噛み合わせになっている状態をいいます。 上下の前歯の傾斜に原因があるものと、骨格の異常が原因の場合があります。 遺伝や習癖などで発現することが多く、「受け口」「しゃくれ」「下顎前突」などともいわれます。
P(プロフェッショナル)M(メカニカル)T(トゥース)C(クリーニング)の略で、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が専用の機器を使って歯の汚れを落とすデンタルクリーニングのことをいいます。
グラスファイバーとコンポジットレジンで作られたコア(土台)です。素材自体に柔軟性があり、金属アレルギーの心配や歯ぐきに黒ずみを生じさせることもない、オールセラミッククラウンに適した素材です。
歯質を強化して虫歯などのトラブルを予防するため、歯の表面にフッ素を塗ってコーティングすることです。
歯と歯の間にできる隙間のことを指します。隙間が小さいうちは目立ちませんが、隙間が大きくなると三角形になり、色も黒く見えるため「ブラックトライアングル」と呼ばれます。ブラックトライアングルが前歯にできると笑った時に目立ってしまうため、見た目を気にする方が多くいます。
歯ぐきとセラミック歯の境目が黒ずんでしまうことをいいます。歯と歯ぐきの間に隙間が空いて差し歯の金属部分が露出して黒く見える場合や歯の神経を取ってしまったことで黒ずんだ歯が歯ぐきの境目から見える場合などがあります。
歯磨きや口腔清掃のことです。適切なブラッシングでプラーク(歯垢)を除去することが大切です。
抜歯や虫歯等で無くなった歯の代わりとなる人工の歯を、欠損歯の前後の歯に連結させて一体で作るクラウンです。
小鼻から口の両側を通って頬の下のほうまで伸びるしわのことをいいます。加齢とともにしわが深くなる傾向にあります。
ご自宅でホワイトニング薬剤を投入したマウスピースを装着し、徐々に歯を白くしていく方法です。オフィスホワイトニングの薬剤と比べると成分濃度が低いため、歯を白くするには時間がかかりますが、その分白さの持続性が長くなります。また、お好きな時間にできることもメリットです。
虫歯等で失ったり欠けたりした歯や歯の一部を人工的な歯科素材で補う物のことをいいます。
歯面の研磨のことです。歯質に合った専用の研磨剤を用いて歯の汚れを除去し、表面を磨いて歯のツヤを出します。
透明なマウスピースを装着して歯を動かす矯正治療法です。治療の段階ごとに少しずつ形状の違う透明なマウスピースを交換しながら、目標に向かって歯並びを整えていきます。
過酸化水素を分解する「カタラーゼ」という酵素が先天的に欠損している疾患です。ホワイトニングの薬剤には過酸化水素水や過酸化尿素などが使われており、無カタラーゼ症の方がホワイトニングをすると体内に有害物質として残ってしまうため、禁忌とされています。
内側に金属を使用し、表面はセラミック(陶材)を焼き付けたクラウン(被せ物)です。内側の金属がシルバーなので、金属アレルギーや歯ぐきの変色、ブラックマージンなどを引き起こす可能性があります。
歯科診療に必要な器械や器具、患者様の診療チェアやうがい用の給水設備など、各種装置が一体となった歯科設備です。
セラミックを歯に被せるセラミック矯正に対し、セラミックを歯の表面に貼り付けるのがラミネートベニアです。イメージとしては「付け爪」を思い浮かべていただければ分かりやすいかと思います。
歯の大きさと顎の大きさのバランスがとれていないために、歯が歯列に並びきらず、何か所かで歯が重なって生えている状態のことです。「叢生」ともいいます。歯列から飛び出た犬歯(八重歯)がある歯並びも乱杭歯になります。
虫歯の詰め物に使われる白いプラスチック製の材料。保険適用の歯科素材ですが、年月とともに変色するデメリットがあります。
周りに比べて小さい歯で、側切歯(2番目の歯)に多く見られます。生まれつきの歯の形成異常の一種で、矮小歯があるとすきっ歯になりやすくなります。
歯面に「ブラケット」という装置を接着し、そこに通したワイヤーを曲げながら歯に適切な力をかけ、動かしたい方向に歯を少しずつ移動させていく矯正治療法です。歯の表側に装置を付ける従来の方法と歯の裏側に装置を付ける舌側矯正という方法があります。