保険の差し歯・奥歯の再治療

 

HOME >  当院の治療について >  保険の差し歯・奥歯の再治療

保険の差し歯をセラミックの歯に

保険の素材のデメリット

当院では、保険の差し歯が変色してきたので審美的に良くしたいというご希望の患者様に数多くご来院いただいています。保険の素材が全て良くないというわけではありませんが、以下の点は確実にデメリットになります。
保険の差し歯が変色してきてやり直しをする際に、もう一度その素材を使うのかどうかは十分ご検討いただくことをお勧めします。

レジンのデメリット

保険のレジン素材は、きれいな状態を保てるのは2~3年程度かと思います。
レジンは歯科用プラスチック素材です。身近な素材としては、タッパーの容器を想像していただくとよくお解りいただけるのではないでしょうか?
タッパーは使用しているうちに着色や変色をし、匂いも取れなくなります。
カレーなどを入れたことがある方はイメージもしやすいことでしょう。
また、プラスチックは水分を吸収するため、常に唾液に触れていることで唾液を吸収し続け、口臭や汚れの原因になります。

虫歯の治療のためにレジンを詰めた場合は、数年で歯とレジンの境目が茶色く目立ってきます。再び保険で治す場合は、歯を削ってまたレジンを詰めることになり、その繰り返しになります。

銀歯のデメリット

前歯に銀歯を使用することはあまりありませんが、笑った時に見える4番あたりの歯の銀歯が気になる方もいらっしゃるでしょう。

銀歯も保険で治療でき、比較的強度があるので臼歯の治療にはよく使用される歯科素材です。銀歯は酸やアルカリの化学変化を受けやすく、また温度変化の高低差がある口腔内では劣化も早く、耐久性は5~7年と言われています。
また、銀歯と歯の接着はセメントを使用するため、セメントの隙間から菌が入り込んで虫歯リスクが高いことがデメリットになります。銀歯を外したら虫歯になっていたというケースはよく聞かれます。
近年では金属アレルギーのリスクからも敬遠されがちですが、昔入れた古い銀歯が気になっている方は多くいらっしゃるかと思います。

セラミックに替えるメリット

変色が無く、匂いや汚れが付きにくい

セラミックは変色がありません。生来の歯やレジンは黄ばみが出てきますが、セラミックは日々の歯磨きを怠ることさえなければ、セラミックを入れた時の色を保持できます。

セラミックは陶器と同じ素材です。お皿やお茶碗を思い浮かべていただければ解ると思いますが、白いお皿にソースがついても、洗い流せばきれいになり、匂いも残りません。つまり、着色汚れは歯ブラシでよくこすり落とせば、すっかりきれいになるということです。

ただし、ヘビースモーカーの方の場合は、セラミックの表面が乾燥していると、タバコのヤニで着色してしまうケースもあります。タバコをよく吸われる方は、日々の歯磨きをきちんとした上で、定期的に歯科医院でのクリーニングをお勧めします。

虫歯になりにくい

オールセラミックは耐久性も高く、熱いものや冷たいものなど温度変化の激しい口腔内においても経年劣化しにくい素材です。また、天然歯との親和性が高く、歯に被せると隙間なくピッタリと密着して菌の侵入を防ぐため、虫歯になりにくい素材として知られています。
セラミック表面はツルツルしていて汚れもつきにくく、セラミックと歯ぐきの境目も虫歯になりにくい箇所なので虫歯リスクはかなり減ります。もちろん100%虫歯にならないというわけではないので、歯磨きはきちんと行うようにしてください。

色や形も思い通りの歯を実現できる

「歯を少しだけ白くしたい」「小さめの丸みのある歯にしたい」など歯の色や形を理想通りに変えられるのはセラミック治療だけです。保険の差し歯をセラミックの歯に替えるなら、この機会にイメージアップや若返りのための“プラスαのある治療”をしませんか? 歯の色も形も患者様のご希望のように作りますので、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。

 

Youtube動画はこちらをご覧ください。

奥歯の治療

奥歯とは、犬歯より後ろにある臼歯のことを言います。正面の前歯から数えて4・ 5番目の小臼歯2本とそれ以降の大臼歯2本のことです。親知らずが生えていれば、それも含みます。

口を開けた時に昔治療した銀歯だらけで恥ずかしいと、奥歯をセラミックに替える患者様も増えてきました。
また、審美面だけでなく、虫歯予防の観点から、奥歯など虫歯になりやすい部分をセラミックにする患者様もいらっしゃいます。

奥歯の詰め物の場合、強度的に一番強いのは、オールセラミックのジルコニアインレーです。もちろん長所もあれば短所もありますので、一概にジルコニアが最も優れているというものではありません。

ハイブリッドインレーは比較的安価なセラミックですが、強度や耐久性はオールセラミックに比べて劣ります。強い力が加わる奥歯には強度不足となってしまう場合もあるので、食いしばりが強い方には注意が必要です。
また、プラスチック素材を含んでいるため、僅かに水分を吸収して変色が起こる可能性と、オールセラミックと比べて透明感や色合いで見劣りする部分もあります。ただ、審美面の点だけでいうと、目立たない奥歯であれば良いのかもしれません。

奥歯のセラミック治療もぜひお気軽にご相談ください。