痛がりな方におすすめの「痛くない」歯並び矯正についてご紹介します。
当院が運営するYouTubeチャンネル「九段下スターデンタル田中 和之」では理事長の田中が矯正についてわかりやすく解説する動画を定期的に配信しています。
今回は「歯並び矯正の痛みに関して徹底解説」というテーマで配信した動画の内容をご紹介します。
歯並び矯正は大きく分けて、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、セラミック矯正(神経を残すセラミック矯正)の3つに分かれます。この3つの歯並び矯正を「痛み」で比較し解説しましたので、歯並び矯正の「痛み」が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
矯正治療の痛みというと、最初に挙げられるのが抜歯の痛みです。ワイヤー矯正もマウスピース矯正も、基本的には歯を8本抜くことが多いです。親知らずを上下左右で1本ずつで合計4本と、小臼歯を上下左右1本ずつの合計4本。合計8本抜歯することが多いです。
まず、この抜歯が痛いです。真っすぐに歯が生えていたらまだしも、斜めに生えている親知らずを抜くのはすごく痛いです。
アメリカなら、親知らずは全身麻酔してまとめて抜くことが多いほどの痛さになります。残念ながら日本では局所麻酔で抜きます。顔の形が変わるほど腫れあがるので、正直にお伝えして、痛いです。
抜歯の痛みに加えて、ワイヤー矯正の場合には月に1回の調整が痛いです。月に1回、ワイヤーをきつくして歯を動かしますが、それが痛いです。特に動かしている最中の歯が痛いです。会話をしているときや、動かしている最中の歯が当たったときも痛いです。調整後、数日経つと痛みも引いてきますが、それまでの間はおかゆかお豆腐ぐらいしかまともには食べられないと思っていてください。
マウスピース矯正の場合は、2週間に1回、新品のマウスピースをはめる日が痛いです。新品のマウスピースは硬く、歯にバチッとはめる感じになるので、はめる瞬間は涙がでるぐらい痛いです。マウスピースは使っているとやわらかくなってくるので、痛いのは2週間に1回の新品のマウスピースをはめる日だけです。その日だけは痛みを覚悟しておいてください。
最後にセラミック矯正の話をします。ここで言う「セラミック矯正」とは、〝神経を残す〟歯に優しいセラミック矯正のことです。〝神経を取る〟セラミック矯正は歯がボロボロになるので、やらない方が良いでしょう。
セラミック矯正には抜歯も調整もありません。通院回数はたったの2回で完治しますし、全く痛くありません。とはいえ、痛がりや怖がりの方でも全く痛くないかと言うと、もしかしたら痛いかもしれないポイントが2つあります。
1つは、歯を削ったときに麻酔がきれた後、歯ぐきがじんじんすることがあります。麻酔注射をするときや歯を削るときは、無痛治療が得意な歯科医がやれば全く痛くありません。
では、なぜ麻酔がきれたあとに歯ぐきがじんじんするかというと、麻酔液を注入した部分の歯ぐきが肉離れをしたような感じになるからです。正確には、肉離れではありませんが、じんじんと感じることがあります。ただし、これは痛がりではない普通の方なら何も感じない程度だと思います。
もう1つは、完成したセラミックを装着する前に、実際に歯に試適して患者さんに色や形態をチェックしてもらうときです。
その際、基本的には麻酔注射はしません。特に痛いわけではありませんし、麻酔すると唇が麻痺してしまいセラミックの出来栄えをチェックしにくくなるからです。
鏡の前で笑顔を作ってセラミックを確認しようとしても、唇が上がらなくてセラミックが見えなくなってしまいます。それだと最終チェックになりませんので、よほど痛がりの方で、麻酔をしてほしいと希望する方以外には麻酔をしません。
ですので、ここで少しだけ痛みを感じることがあるかもしれませんが、先程説明した1つ目のポイントと同じく、痛いと感じるとしてもよほど痛がりな方だけで、普通の方でしたら何も感じないと思います。以上が、セラミック矯正を行う際にもしかしたら感じるかもしれない痛みのポイントです。
はっきり言って、セラミック矯正は全然痛くないと言って良いと思います。僕も30年前にセラミック矯正を受けましたが、何も痛くなくて感動したのを今でも覚えています。痛がり、怖がりの方でしたら、セラミック矯正が1番の候補になるかもしれません。
九段下スターデンタルクリニックでは、治療後の満足はもちろん、将来的にも後悔しないための治療を行なっています。普通の人でしたら気にならな程度の痛みで、歯並びを綺麗にする〝神経を残す〟セラミック矯正が可能です。
当院では、カウンセリング時のレントゲン撮影も無料の、無料カウンセリングを行っておりますので、いつでもお気軽にお越しください。