矯正後の後戻りには〝神経を残す〟セラミック矯正が最適な理由を解説します。
当院が運営するYouTubeチャンネル「九段下スターデンタル田中 和之」では理事長の田中が矯正についてわかりやすく解説する動画を定期的に配信しています。
今回は「〝神経を残す〟セラミック矯正で『後戻り』をこのように治療しました」というテーマで配信した動画の内容をご紹介します。
今回は5年前にワイヤー矯正で歯並びを改善した患者様が、後戻りを気にされて相談にいらした症例です。
・過去に矯正治療をしたが後戻りをしていて気になる方
・もう一度、つらくて長い矯正はしたくないという方
・また矯正をして後戻りするのではないかと不安な方
・自分の歯を大事に優しい治療で歯並びを治したいとご希望の方
このような方にお役に立つ内容となっておりますので、ぜひ参考にされてください。
セラミック矯正以外の矯正は、保定装置をしっかりとはめていても、必ず後戻りはします。
保定装置を真面目にやった方であれば、10年ぐらいで戻る方が多いでしょう。だいたい5年ぐらい経つと、ちょっと戻ってきたなと感じることが多いです。
さらに、20年経てば、かなり戻ったなと感じます。
この症例の方の場合には、矯正を終えてから5年ぐらい経った状態です。
この症例は、普通の矯正治療を1度している方なので、歯並びはそんなに悪くありません。
セラミック矯正は歯を動かせないので後戻りはありませんが、ワイヤー矯正やマウスピース矯正は、後戻りは必ずあります。しかし、後戻りと言っても程度の問題があります。
この方の場合には、ひどい後戻りではないなく、中等度の後戻りだと言えるでしょう。ちょっと出っ歯に戻ってしまったようです。
この方は、歯が大きいことを気にしていましたので、大きな歯を小さくすることと、出っ歯を治療することを念頭に治療しました。
今回の症例のように、ちょっと後戻りして歯並びが悪くなった方や、歯を小さくしたい人には最も良い治療法だと言えます。
歯を小さくしたいと言っても、そこまで小さくするわけではありませんので、神経を残す範囲で十分に治療することができます。
まさにこの症例は、神経を残したまま少しだけ歯を削って、薄くて小さく作ったオールセラミックスを被せて綺麗に直せた典型例だと言えるでしょう。
セラミック矯正は歯を動かせないため、後戻りをすることはありません。治療した後の綺麗な歯並びをずっと維持することができます。
また、歯の大きさを希望のサイズまで小さくすることもできます。神経を残して治療しているため、将来、トラブルで悩むことは非常に少ないでしょう。
実際、僕の前歯の上6本、下6本の計12本の歯は、約30年前にやったセラミック矯正ですが、神経を残して治療しているので今までノートラブルです。僕自身、非常に満足しています。
さらに、完治までは2~3週間と早いことや、治療の痛みがほどんどなく、抜歯もしないこと、少ない本数の治療であればリーズナブルな価格で行うことができます。虫歯や虫歯治療のあとが消えること、歯を白くできるなどのメリットもあります。
しかし、〝神経を残す〟セラミック矯正は万能ではありません。
〝神経を残す〟セラミック矯正は、歯を少し削ってその上にセラミックを被せるだけなので、矯正量には限界があります。
例えば、神経を残して、ものすごい出っ歯をぐっとひっこめることは不可能なのです。
費用は、セラミックの値段×治療本数分の費用がかかります。
セラミックの値段は、1本7.7万円~で、仮歯が1本5,500円です。
治療期間は、カウンセリングが1回、通院で2回の合計3回で完了です。通院にかかる期間は2から3週間ぐらいです。
もし急いでいる方であれば、ご相談していただけたら急いでセラミックを作ることも可能です。1週間ぐらいあれば作れることもありますが、いつでも急げるわけではありませんのでご注意ください。
セラミックの歯を制作する技工士がゆとりをもっていいものを作ろうとしたら、通常は2週間ぐらい必要になります。そのため急ぎの方は、そのセラミックに集中して作る必要がありますので、ご相談ください。
矯正した歯の後戻りには、神経を残すセラミック矯正が1番向いていると思います。
もう1度ワイヤー矯正をするかと言われると、さすがにつらいと思います。また改めて矯正したところでまた後戻りはします。
一方、〝神経を残す〟セラミック矯正であれば、歯の大きさや色、形まで選ぶことができます。
矯正後の後戻りに悩まれている方や、〝神経を残す〟セラミック矯正でどれぐらい治るのか気になる方は、ぜひ当院の無料カウンセリングにお越しください。
九段下スターデンタルクリニックでは将来的な視点で考えた歯に優しい治療を心がけております。
いつでもお気軽にお問い合わせください。