患者様は、八重歯が目立つ不揃いの歯並びを治したいが、矯正治療で何年もかけたくないというご希望がありました。また、歯の形や色も希望通りに変えたいという思いがあり、セラミック治療が選択肢に上がりましたが、その中でもできるだけ歯に優しい【神経を残すセラミック矯正】の治療を受けたいと当院に来院されました。
歯のデコボコは、顎に対して歯が大き過ぎることが原因の一つです。患者様は、白くて小さめの歯をご希望でしたので、上の歯6本を全て神経を残してご希望通りのセラミックで治療しました。その際、メンテナンス性の低い八重歯2本は今後のことも考えて抜歯することにしました。
通常【神経を残すセラミック矯正】の治療は通院2回・1~2週間で完了のところ、抜歯のための通院が1回増え、その後2か月ほど空けてから歯型を採ったので、今回は通院3日、治療期間は約3か月となりました。
仕上げに下の歯もきれいにかみ合わせを整えました。ワイヤー矯正で何年もかけることなく、3か月で左右対称の非常にきれいな歯並びを作ることができ、患者様には大変ご満足いただきました。
かつて日本では八重歯はチャームポイントという風潮がありましたが、きれいな歯並びを重視する海外では八重歯が好まれることは少ないどころか、ドラキュラを連想させ、良くない印象さえ持たれます。
八重歯をそのままにすると虫歯・歯周病のリスクが高まり、他の歯にも悪影響を与えます。また、歳を重ねるにつれて八重歯の歯ぐきが上がり、口を閉じる時に引っかかりが強くなったり、見た目も「牙」のようになってしまいます。
抜歯については不安もあると思いますので、お気軽に歯科医師にご相談ください。
年代別、症状・お悩み別、ご希望別でも
治療症例をご覧いただけます