患者様は、歳とともに前歯の隙間がどんどん広がってきたことがお悩みで、当院の【神経を残すセラミック矯正】のご相談にいらっしゃいました。
患者様は元々前歯のかみ合わせが深く、上の歯と下の歯の重なりが6ミリくらいありました(一般的には2ミリ程度の重なりが理想)。歳を重ねて歯周病の症状が出てきた上、下の歯が上の歯を突き上げてくるため症状がどんどん悪化し、結果、上の歯の隙間が広がっていきました。
このような場合、見た目も歳をとって見えますが、歯周病も進行して歯がぐらついてきます。従って、今回は連結したセラミック歯を作って、不安定な前歯を固定しました。併せて、下の歯の先端を削って当たりをマイルドにし、延命効果を図りました。こうしている間に歯磨きをしっかり行っていただき、歯周病を治していくことが大切です。
すきっ歯は【神経を残すセラミック矯正】の得意とする治療ですが、今回の症状は、隙間も大きく、歯周病のために事前のゴム矯正なども難しかったので、セラミックを大きく作るしかありませんでした。
ただし、若々しく見えるよう、歯の長さを短めにし、女性らしく角を取って形態の工夫をしました。
歯の色も少しだけ明るめにしましたが、生来の歯と遜色ないような自然な仕上がりにしました。
審美面では患者様のご希望を最大限尊重しつつ、歯科医師として疾患についてもできる限りの対応をいたしますので、お気軽に無料カウンセリングにてご相談ください。
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