この患者様の歯並びの特徴として、反対咬合(受け口)や、叢生の症状(歯と歯が重なり合った症状)、歯の捻転があります。
このくらい重度の歯並びでも【神経を残すセラミック矯正】ができるかどうかとご相談に来られました。
患者様の歯並びは、一見するとかなり悪いように見えますが、1本1本の歯を見ると実はどれも軽度であることが分かります。出ている歯もあれば、引っ込んでいる歯もありますが、全体的には大きなズレがありません。
また、歯茎のラインも崩れているわけではなかったので、大変きれいな仕上がりとなりました。
【神経を残すセラミック矯正】の適応症を見分けるポイントは「左右の歯の対称性」があるかどうかです。
1本1本の歯はデコボコしていて整然と並んでいなくても、全体として左右の対称性がある場合は、十分にきれいな仕上がりが期待できます。
今回、患者様は上下6本ずつ、合計12本の歯の治療を行いましたが、治療した面積が大きくなればなるほど完成度・満足度は高くなります。
当院では、治療後の変化の目安を事前にしっかりとご説明しますので、ご判断の基準としてください。
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